誰がための宴席

友達の結婚式。
「おめでとう」と、知らない誰かの祝福の声が、次々と響いていく。
おめでとうって、実際どういう気持ちを言うのか、実はよくわからない。よかったね、とは少し違うような気がする。

でも、みんなの声を聴いているうちに、だんだんと、うまくは言えないけれどハッキリした「おめでとう」が、自分の中に確かに生まれてくる。

「おめでとう」は、多分、みんなで作るもの。
作ったみんなが、良い気分になれるもの。
ついでに、なんとなくおめでたい自分の未来も、一緒に想像してみること。
幸せのおすそ分けって、多分、そういうことなんだと思う。