モダンアート攻略論

さて、はじめてのボードゲーム記事を書きます。躁うつ病?そんなの知らない。

お題は「モダンアート」

僕の最も愛するゲームであり、かのライナー・クニツィア氏による競りゲームの名作と呼ばれております。

このゲームに限らず競りゲームと呼ばれるボードゲームの数々は、「相場がわからない」「難しい」「よくわからない」「何が楽しいの?」と感じてしまう方が一定数存在しているようです。

こんなに面白いゲームであるのに、その面白さにたどり着けないのは勿体ない!

というわけで、モダンアートを題材にとり、攻略論と題して皆様にゲームの勘所を理解していただこうと思い書き始めました。なぜモダンアートかといえば、まず人気・知名度と、純粋に得意なので書きやすいからです。ルールとかは他のブログさんに任せます。どの道ルール知らない人が読んでもわからない内容だと思うので。というか読んでくださる人3人くらいしかいないと思いますし。

~モダンアート攻略論~
1.どうやってお金を稼いでいくのか
2.結局相場はいくらなの?
3.手札の使い方・考え方

【1.どうやってお金を稼いでいくのか】
さて、モダンアートというゲームはお金を一番稼いだ人の勝ちです。多くのボードゲームが勝利点を一番稼いだ人が勝ちになるのと一緒です。
そしてこういった点数を稼いでいくゲームにおいては必ず、「どの手段で稼ぐか」ということが問題となり、その手段を称して「〇〇戦略(戦術)」と呼ばれることが多いです。

モダンアートにおいてはお金を得る手段はたった二つ。
①手札の絵画をオークションで売って稼ぐ。
②オークションで絵画を買ってラウンド終了時に売って差額を稼ぐ(自絵画買い含む)。

要は、「売って稼ぐか、買って稼ぐか」
これ、プレイする時によく話されていることが多いです。「結局どっち?」みたいな。

結論から行くと、僕は売るほうに比重を置いてプレイしています。
100%それが正しいといえる論理を持っているわけじゃないのですが、一応理由があるので書きますね。絶対売り!とは思っていませんが、売り注力の方がプレイしやすいとは思います。

※用語解説
競り値→その絵画が競りによって買われる時の値段。
終値→ラウンド終了時に絵画につけられる値段。買った絵画を売却する値段。

<売りの特徴>
・金額的観点
相場については後述しますが、後半でまぁまぁの確率で7~8万の終値にはなるかな?という感じの絵画であれば競り値5万くらいはつくので、売った人の利益が高くなります。売るか買うかは置いておいて、「高値が付くカードを競りに出す」という行為自体は重要です。
あとこのゲーム、「ダブルオークション」という最強カードがあるので、これを使った場合は1回の売りが10万超えてきます。買いでは1アクション10万は取れません。
・リスク
売りは空振りのリスク以外にリスクがありません。10万で売れた瞬間10万加算です。その後のその絵画がどうなろうが知ったことではありません。
・機会
ローリスクハイリターンな売りですが、機会が少ないです。手番が回ってくるときに限られるので。同卓するプレイヤーの力量によっては、売りだけで刺しきれないこともありそうです。

<買いの特徴>
・金額的観点
相場については後述しますが、買いの収益は終値の期待額とリスクによって決定されます。リスクがある程度少ない絵画は、終値の期待額の半額以上を取られることがほとんどですので、利益としては半値以下になってしまいます。

・リスク
そのラウンドのトップ目と思って買っている絵画が紙切れになることは少ないですが、1万、2万と収益が減ってしまうことは割と多いですので、せっかくの買いが効果を生まなくなることも多いです。

・機会
リターンが低くリスクがある代わりに、機会は多いです。いつでも買えるので買いまくることができます。

・行動制約
絵画を持つ、ということは、これを無駄にしないための行動をしなくてはならなくなるということです。すなわち何かというと、自分の買った絵画と同じ色の絵画を手札から出す必要が出てくるということです。
これは大事なことです。太字ですからね。
そのつもりで出してるなら良いのですが、手札を「出させられている」という状況は非常にまずいです。自分でバシバシ同じ色を出してしまうといつしかその色は、「そのあとにもっと高く売れたはずの手札」になってしまいます。
そして累積評価が積みあがったところで他プレイヤーからその色が出されます。総枚数の多い枚数の絵画なら取引されるでしょう。それを複数人にやられ、自分の手元には出しすぎてその絵画がない、となると、まず負けます。
ぐだぐだ言ってしまいましたが、要は「手札の選択権が狭まる」=「売り札のマネジメントができなくなる」ということになるので、これがデメリットになります。

リスクやデメリットを考えたときに、「適正な評価額とリスクで、かつその買いによって意図外の行動をとらなくでもいい場合」に買いをするのが良いといえます。そのほかの場合はハイリスクローリターンと考えます。

売りやすい場合としての極端な具体例は、3ラウンド目に累積評価30,000の黄色カードが他プレイヤーから出て、手札に黄色がある場合などです。このラウンド黄色を高価で出し切りたい状況で、かつ自分が出すためにリスクが薄い。黄色なので同点勝ちがあります。こういう場合は他プレイヤーとリスク認識が少しズレるので相場程度で取れるかもしれません。

<まとめ>
・売りのリターンを最大化することが勝利への近道。
・そのうえで、買っても問題ない状況の時だけ買いの手をだす。

というところかと思います。売りは少しデメリットが大きいです。
ただし、買い控えしすぎて安値で買いプレイヤーにもってかれまくる場合、他プレイヤーの傾向が完全にそのラウンドの色を売る短期戦略に偏っている場合などは買い優先のプレイヤーが勝つこともあるので、一概にどうとも言えません。
ラウンドの流れが速い場合は買いまくった人が勝つことがある気がします。まぁ、売り機会が減るので買い収益の比重が高くなるんですよね。そういうときは臨機応変に対応していくのが大事なんですが、そこまで行くとすごい上級者な気がするんでいったん置いておきます。

ちなみに、「自分の手札から出したものを自分で買う」という行為はよほどお得な値段で取引されそうになっているのでなければ、収益機会の減少+リスクの増大と僕にはどうしても見えてしまうので、ナシかなぁと思っています。
あと、5枚目を出してラウンド終了のトリガーを引く行為も、収益機会の観点からあまりやりたくないです。

【2.結局相場はいくらなの?】
みなさん、大変です。

疲れてきました。

攻略論とはいいつつも奥の深いゲームで、他プレイヤーの動き方にもかなり依存するもんだから、ついつい例外ケースやあれもこれもが出てきてしまって、まるで体系的ではないですね。ごめんなさい。

さて、他プレイヤー依存といえば相場ですよね。相場。

いやーこれなんですけどねー。何度もプレイしてきました。このゲーム。いろんな人と。言うてね。よくわからん。

(これくらいいくかなー額×これくらいいきそうな確率)

みたいな脳内計算してる気がします。

例えば1R目の最初の緑。まぁ10,000付くかな今後の展開次第だなぁ、というところ。まず誰も10,000出しませんよね。

(10,000くらいいくかなー×1枚出てるし60%くらいかなー)

みたいな感じで6,000提示くらいがちょうどいい気がします。


ところがこの緑を7,000でラストプレイヤーが買って、2番手が同じ緑を出したとしましょう。これは13,000くらい行きますね。場に2枚あるので10,000はかなり見える。加えてラストプレイヤーがやる気満々で1枚持ってるわけですからもう一枚も期待できる。20,000、いやこのまま流れに乗って30,000もあるぞ!?という展開です。

逆に別の例でいくと、1R、2Rと1着30,000、2着20,000と乗せてきた黄色、さぁ3R最初に黄色だぁー!!となりますがいくらでしょう。

このR60,000くらいいくかなぁ。でも黄色でるかなぁ。2枚でたら優先度的にちょっと強い。
僕はネガティブなので、買い額は10,000とか。手に黄色があれば確率50%くらいありそうだから30,000出してもいいのかも。

みたいな感じでやります。

...

確率がよくわかんない!?

ですよね!?

・やる気満々の人の有無(当該カードを高く買っている)
・そのカードが手にあった場合に出したくなるか(高く売れるカードなら出したくなるが、次ラウンドもっと行きそうなら貯められる恐れがある)
・そもそもそのカード持ちがいるか(総枚数、反応や動向)
・自分に出すつもりの該当カードが残っているか

あたりで決めていますが、これは個性が出るところなのでなんとも...。
各ラウンド何枚何種類カードが出るかみたいな統計は手元にないので...。しくしく。

【3.手札の使い方・考え方】

手札を見ますね?

ダブルオークションがありますね??

こいつを高値で出してやるぜぇグヘヘ

以上です。これがこのゲームの8割を占める戦略です。

え?ダブルオークションが来なかった?

負けです。
悲しいことですね。このゲーム、めちゃくちゃ面白いゲームなんですけど、ダブルオークションが来ないと負けるんです。悲しいです。

まぁダブルオークションが来ても来なくてもやることはあまり変わりません。基本的に、手札のどれをどのタイミングで売るか、計画を立てて進めることが大切です。
初期手札に3枚ある色があったとしたら、「2枚は3万くらいで売りたいなぁ...」と思うわけです。初順でその色の空気を作ってみたり、その色が出たら誰かに買わせて相場を上げさせてみたり。

基本的に、

1Rに複数枚売って荒稼ぎできる色>その他の色

という優先順位をつけて、売って稼げる色を守るようにして他の色で小金を稼ぐ形になります。

1R、2Rはエサ撒きと売れない色の見極めをしていって、3R、4Rで決めるという形になります。前半戦はエサ撒き以外の何物でもありません。

最初の方はあまり色が減らないようにして、でも1枚しかなくてどうにもならなそうな色には見切りをつけて、という動きですかね。たくさんあるうちの1枚を使うか、もうあきらめる色を使うか、が序盤の戦いです。

すっごいわかりにくいですねすみません。

手に1枚もない色があるとちょっと怖いです。どこかの色は切らざるを得ないんですが、その色のダブルを引く場合があるのでなるべく色は残したいです。

 

...疲れました。終わります。

あと1章「駆け引き」という項目があったのですが、これは後々機会があれば追記します。

お読みいただきありがとうございました。